Surrealism:1.2 機関誌『シュルレアリスム革命』(1924-1929)〜1.3 シュルレアリスム研究所の設立

シュルレアリスムの雑誌については別項を設けて詳細を記しても面白いかもしれません。
個人的には『シュルレアリスム革命』誌での、マックス・モリーズ、ピエール・ナヴィルそしてブルトンの間の絵画論争に非常に興味がありますね。
ただ、本筋ではないので、後日コラムとしてまとめたいと思います。

      • 以下、訳文

1.2 機関誌『シュルレアリスム革命』(1924-1929)

「革命…、革命…、レアリスム、それは樹木を刈りこむこと 。シュルレアリスム、それは生を刈りこむことだ。」
ーJ・A・ボアファール、ポール・エリュアール、ロジェ・ヴィトラック「『シュルレアリスム革命』一号の序文」

「宣言」の出版からややあって、シュルレアリストたちは機関誌『シュルレアリスム革命』の創刊号を発行した(1929年までに12号を発行)。最初の編集長であるナヴィルとペレ(第3号以降はブルトンが編集長)は同誌の体裁について、当時の科学誌『ラ・ナチュール(自然)』をモデルにしている。シュルレアリスト達はその一貫したスキャンダル性と革新性に大喜びだった。同誌は記述に焦点をあてる一方、ジョルジュ・デ・キリコやエルンスト、マッソン、マン・レイらの作品の複製図版なども掲載していた。

1.3 シュルレアリスム研究所の設立(1924)

シュルレアリスム研究所(所長:アントナン・アルトー)はグループの作家や芸術家が集まり議論を闘わせ、また会見を行ったり、催眠状態での口述実験などを行った。


1924年シュルレアリスム研究所の様子(撮影:マン・レイ
後列左より、シャルル・バロン、レーモン・クノーアンドレ・ブルトン、ジャック=アンドレ・ボアファール、ジョルジョ・デ・キリコ、ロジェ・ヴィトラック、ポール・エリュアール、フィリップ・スーポー、ロベール・デスノス
前列左より、ピエール・ナヴィル、シモーヌブルトン、マックス・モリーズ、ミック・スーポー

      • 訳文終わり